薬剤師から褒められ天狗な親父
こないだ実家に帰ったときに親父が飯食いに行こうって言うから、従兄弟と母さんと四人で食いに行くことになった。従兄弟はたまたま母さんに用事があってうちに来てて、それで一緒に行こうってことで従兄弟の好物の中華料理を食いに行った。従兄弟は薬剤師をやってて、俺より五つ年上で小さいころから俺を弟みたいに可愛がってくれてる。親父は従兄弟に仕事の話しをしていた、従兄弟が薬剤師になるって言ってた頃は「薬剤師ってなんだ?」とかいってたくせに。親父は昔気質で頑固者、母さんも未だに親父にはいつも手を焼いている。親父は従兄弟にも「俺は医者には頼らない、けど行かないと行けない時はちゃんとわかってる。」と偉そうに言っていた、けど従兄弟は「薬剤師の立場からしたら頼もしい限りですよ、セルフメディケーションといって医師や薬剤師に頼りすぎずに自分や家族の健康を維持するってやつですね。」親父は難しい言葉を言われて一瞬ポカンとしていたがすぐにそれが良い事だとわかったのかえらく機嫌を良くした。実際に素人に言われるより、こうやって専門家に言われたのが嬉しかったんだろう。従兄弟が帰った後も、親父は「俺はやっぱり間違ってなかったな!」とか更に天狗になっていた。
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